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何故、今の今まで『外眼筋線維化症候群』とわからなかったのだろう。
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30年以上生きてきて、私の半生は終わってしまったに等しいです。
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生後から通っている大学病院は決して無名でなのですが。
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母に聞くと、当時は『眼』で知名度の高い病院だったようです。
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30年以上もの間、何人もの先生が私の眼を見てきたのに、
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何故誰一人気がついてくれなかったのでしょう。
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昨年末に他院を訪れてその時の担当医は、初診30分もしないうちに、
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『もしかしたら・・』と気がついてくれました。
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病名を聞いた時は何がなんだかわからなかったけど、
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家に帰ってから考えるととても悲しくて涙が止まらなかった・・・
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今の主治医に少しその話しをしたら、
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『過去を振り返ってもしょうがないよ。これからどうするかを考えましょう。』
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と教えられました。
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そうだった、前向きに考えなければ。(私は後天的な考えをしがちなのです)
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誰を責めるわけでもない。もう過去をやり直せないんだから。
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高校の担任の先生に続く、命の恩人というか、運命を変えてくれた人です。
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そして、私はこの先もこの主治医についていこうと思っています。
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今年に入ってこの病気の手術を受けました。手術名『下直筋後転術』 術法は斜視と同じです。
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そういえば、学生の頃から、体育は苦手。それもそのはず、
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右眼は上転障害があったのと、眼球がよく動かないので
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迅速に対応できるわけもないわ。
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でも、病気なんて関係なく、成績をつけられちゃうんだから。
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団体競技は大の苦手です。
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個人でちまちまやる、洋裁や美術、等が得意分野です。
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今でも思い出しながら記載していると涙がとまらなくなってきてしまいます・・・
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